東京つばさ会

 

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部隊訪問

Ⅰ 森下会長、幹部学校を表敬訪問(R4.10.31):西村役員

 令和4年10月31日(月)午後、森下会長、宮田副会長をはじめとする6名が幹部学校長を表敬訪問しました。東京つばさ会は毎年この時期に幹部学校を訪問していますが、昨年12月に就任した森下会長は、会長として初の幹部学校訪問となりました。

 秋山副校長、猿渡教育部長、新井田CSC課程主任の陪席を得ての懇談では、東京つばさ会が指揮幕僚課程の課題研究論文作成において優秀であった学生に記念の楯を贈呈していることに対する謝辞があり、先輩から学生に直接授与してもらえば学生の励みになるとの言葉がありました。

 森下会長からは、どのような形であれ、現役隊員に我々OBが応援している気持ちを伝えたいので、これからも続けさせてもらいたいとの返答がありました。

   (懇談風景)

 (懇談風景)

 次に、今年7月に航空自衛隊とつばさ会をはじめとする協力団体との間で「隊員家族の支援に対する協力に関する協定(中央協定)」が締結されたことに関して意見交換がなされ、隊員の居住地が広く点在する幹部学校の特性等を含め、地方協定締結への数々の課題認識を共有しました。

 話はコロナ対応にも及びましたが、中でも、CSC課程の2次試験対策についての説明は興味深いものでした。ウイルスの持ち込みを局限するために試験官は泊まり込んで面接に臨んだ他、換気を十分に行うために試験会場を地上階にある講堂や特別応接室等に移し、会場が広くなったためマイクやモニター画面を使って試験を行ったとのこと。状況に応じた工夫をしながら重要な幹部教育に邁進している様子を伺うことが出来ました。

   (影浦学校長と一緒に(左から、新井田CSC課程主任、渡邊、飯田事務局長、宮田副会長、影浦学校長、森下会長、秋山副校長、西村、猿渡教育部長、岩崎))

 (影浦学校長と一緒に(左から、新井田CSC課程主任、渡邊、飯田事務局長、宮田副会長、影浦学校長、森下会長、秋山副校長、西村、猿渡教育部長、岩崎))

 

Ⅱ 森下会長、横田基地を表敬訪問(R4.10.27):西村役員

 令和4年10月27日(金)、森下会長をはじめとする役員4名が横田基地を訪問し、航空総隊司令官、航空戦術教導団司令、作戦システム運用隊司令をそれぞれ表敬しました。森下会長は昨年12月に東京つばさ会会長に就任したものの、コロナ禍で部隊を訪問することが叶いませんでしたが、小康状態となったこの機会にようやく横田基地の各部隊長を表敬訪問することが出来ました。

 各指揮官との懇談で森下会長は、東京つばさ会としても各基地との連携を模索する中、コロナ禍で部隊に迷惑を掛けることを回避するために訪問を遠慮してきたが、やっと各指揮官を表敬することが出来て大変嬉しいとの気持ちと、日々の任務遂行に対する感謝を伝え、東京つばさ会の活動への理解をお願いしました。

 最初に訪れた航空戦術教導団司令部では加治屋団司令と古川副司令を表敬しました。冒頭に森下会長が今年1月末の飛行教導群の航空事故へのお悔やみを述べたところ、加治屋団司令からは、第一報に耳を疑ったが、生存の願いを込めながら救難活動を実施した状況が語られました。また、ロシアによるウクライナ侵攻について意見を交換する中、我々にも参考になる点が多々あり、意識を変えるべきところもあるとのコメントがありました。

   (加治屋司令と一緒に(左から、西村、飯田事務局長、加治屋司令、森下会長、古川副司令、柳澤)

 (加治屋団司令と一緒に(左から、西村、飯田事務局長、加治屋団司令、森下会長、古川副司令、柳澤))

 次に、航空総隊司令部を訪問し、内倉総隊司令官、森田副司令官、亀岡幕僚長を表敬しました。

 約3年ぶりの横田訪問になるが、ミサイル事案等でご多忙の中、対応して頂いて感謝するとの言に、北朝鮮のミサイル発射には整斉と対応しており、総隊司令部が横田基地に移転して10年になるが、日米の連携を飛躍的に向上させた本事業を企画立案し、実現させた先達の先見の明、熱意及び実行力に心から感謝している旨の返答がありました。横田への総隊司令部移転に関しては、移転準備中に航空支援集団司令官であった森下会長も知るところが多く、話が盛り上がりました。また、日米間の連携は様々な分野で進化・深化しており、一例としてシュナイダー前在日米軍司令官の時代には、米国要人が横田に来基の際には日米の強固な紐帯を示す意味で、航空総隊司令官にも案内が届き一緒に出迎えていたことが紹介されました。

   (内倉司令官と一緒に(左から、森田副司令官、西村、飯田事務局長、内倉司令官、森下会長、柳澤、亀岡幕僚長)

 (内倉司令官と一緒に(左から、森田副司令官、西村、飯田事務局長、内倉司令官、森下会長、柳澤、亀岡幕僚長))

 最後に、作戦システム運用隊を訪問し、伊豆原隊司令、中村副司令を表敬しました。航空自衛隊横田基地司令である伊豆原隊司令に対し、森下会長から、東京つばさ会の概要説明と、OB会として現役隊員との交流を深めていきたいとの思いが述べられ、伊豆原隊司令からは、アフターコロナで行事を開催できるようになれば、機会を活用して交流を深めていただきたいとの言葉がありました。また、近況として、3月に横田基地への移転10周年を迎えて記念行事を行ったことや、マスコットキャラクターの「はやて君」を隊員が考案・作成し、色々な行事に活用していることが紹介されました。

 また、東京つばさ会も招待を受けている新年互礼会についての話題では、基地内でのイベント開催に難しさはあるものの、米空軍との連携が取りやすく心強いとのコメントがありました。

 東京つばさ会では、今後も部隊との交流を通じて現役隊員への支援・応援を続けていく所存です。

   (伊豆原隊司令と一緒に(左から、西村、飯田事務局長、伊豆原隊司令、森下会長、中村副司令、柳澤) (伊豆原隊司令と一緒に(左から、西村、飯田事務局長、伊豆原隊司令、森下会長、中村副司令、柳澤))

Ⅲ 森下会長、立川分屯基地を表敬訪問(R4.6.9):柳澤役員

 東京つばさ会では、例年行っております基地等との交流の活動の一環として、令和4年6月9日(木)、森下会長はじめ東京つばさ会役員計4名で立川分屯基地の航空安全管理隊(隊司令兼ねて立川分屯基地司令 岡本秀史空将補)および航空中央音楽隊(隊長 前田忠信2等空佐)を表敬訪問しました。

 

〇 航空安全管理隊

 航空安全管理隊では、岡本隊司令が第2代東京つばさ会会長の岡本智博 様(元空将 防大11期)ご子息ということもあり昔話に花が咲くとともに、会長より東京つばさ会の活動等について紹介し、隊司令からは最近の飛行安全等に関する状況や、今年度末に予定されている入間基地への移転について話をお聞きすることができました。

 特に、今年1月末に発生した小松基地でのF15墜落等ここ数年続く航空事故の連鎖を断ち切るべく、安全に係る各種活動を更に強化するべく取り組んでいるとのことでした。

 また、今年度末に予定されている入間基地への移転でのお話しでは、航空自衛隊として行う基地の閉所ということもあり、地域の方々への対応に配慮するとともに、各種の移転準備を着実に進めつつ、安全に係る教育、研究と事故調査能力の向上の両立に努力されている姿を垣間見ることができた訪問となりました。

   (岡本分屯基地司令と一緒に(右から、飯田事務局長、森下会長、橋本、柳澤)

 (岡本分屯基地司令と一緒に(右から、飯田事務局長、森下会長、橋本、柳澤)

 

〇 航空中央音楽隊

 航空中央音楽隊では、コロナ禍の状況を考慮しつつ、各地で様々な演奏活動を再開しており、7月29日(金)にルネこだいら大ホールで実施される小平公演にむけて、新型コロナウィルス感染症下での練習に苦慮しながらも、隊員の皆さんは元気にコンサート準備等に邁進されていました。

 今年は、この小平公演に引続き、令和4年度3自衛隊合同コンサートが8月18日(木)に市川市文化会館で予定され、また、令和4年度海外派遣演奏(フランス)も計画されているとお聞きし、コロナ禍の中でも創意工夫を図り演奏活動の活性化に取り組んでいる姿を実感することができました。

 最後に、会長より、今年度末に府中基地への移転が予定されていることから、東京つばさ会としてはこれまでの様に隊員の皆様を下支えすることができるように引続き模索している旨をお伝えし、訪問を終えました。

   (前田空音隊長と一緒に(右から、飯田事務局長、森下会長、橋本、柳澤)

 (前田空音隊長と一緒に(右から、飯田事務局長、森下会長、橋本、柳澤)

 

Ⅳ 森下新会長、府中基地を表敬訪問(R4.4.27):岩崎役員

 去る4月27日、森下会長及び飯田事務局長をはじめとする東京つばさ会総勢4名は府中基地を訪問しました。

 昨年末、堀会長から森下新会長へとバトンタッチし、東京つばさ会と縁の深い府中基地には1月の賀詞交換会で新体制の紹介、挨拶の予定でしたが残念ながらコロナ禍のため中止。4月に予定されていた観桜会も中止に。その様な中、3月末には基地司令も交代されたことから今回の府中基地所在部隊へ挨拶と激励のための訪問となりました。

 当日は日差しに恵まれ汗ばむほどの陽気の中、府中基地に到着した一行は175庁舎1Fの航空気象群本部へ。基地司令の黒田賢俊1佐及び副司令の石渡宏臣1佐の出迎えを受けました。名刺交換に引き続き行われた懇談では、冒頭、会長から府中基地への支援状況と盆踊りや基地音楽祭等各種行事への会員招待のお礼が述べられ基地司令からは追悼式支援等に対する謝辞がありました。また、7月に航空総隊司令部以来,慣れ親しんだ歴史ある庁舎から新庁舎へ引っ越し予定であること。大ホールも懐かしい府中基地クラブ取壊しが年内着工予定であること。 年末に立川基地から移転する中央音楽隊の新隊舎建設が急ピッチで進んでいること等々、基地近況についても話を伺うことができました。お二人とも気象幹部出身で、黒田1佐はウクライナ、石渡1佐はベルギーとそれぞれ防衛駐在官を経験されていることから、ロシアのウクライナ侵攻に関する話題も盛り上がりました。

   (黒田基地司令及び石渡副司令と一緒に(左から飯田事務局長,森下会長,岩崎,柳澤)

 (黒田基地司令及び石渡副司令と一緒に(左から飯田事務局長、森下会長、岩崎、柳澤)

 その後、庁舎2Fの航空開発実験集団の柿原司令官及び市川幕僚長を訪問。柿原司令官は前職の幹部学校長時代よりCS学生優秀論文表彰でも支援させていただいていたため東京つばさ会の活動は熟知されており、やはりここでも話題はウクライナ情勢に。

 航空研究センターを擁する幹部学校長から開発集団司令官になられただけに「今、ウクライナ情勢を見てどの様な装備品が有効か、どの様な戦い方を目指すかといった議論が盛んだが今の戦いを見て対応したのでは遅い。さらにその一歩先の時代に勝つために必要な装備品、戦い方はいかなるものかを考えるのが我々の使命」と熱く語られる姿が印象的でした。

   柿原開発集団司令官、市川幕僚長との懇談

    (柿原開発集団司令官、市川幕僚長との懇談)

 その後は175庁舎を後に、ペンギン池の前を通り航空支援集団司令部庁舎へ。森川司令官及び川波副司令官を訪問しました。今年は、トンガ王国への国際緊急援助やウクライナ被災民救援国際平和協力業務等と突発的な国外運航が目白押しで、多様な業務に従事する隊員達の労をねぎらうとともに、ウクライナ輸送支援では国産開発のC-2が活躍すると聞くにつけ感慨深いとの感想を会長が伝えると、司令官からは任務が増えたとしても整斉とそれをこなすだけ。C-2始め支援集団が持つ全ての能力を柔軟に活用し、任務完遂に万全を期したいとその闘志を静かに語られました。

   森川航空支援集団司令官と森下会長

    (森川航空支援集団司令官と森下会長)

 最後は、今年3月に編成され間もない宇宙作戦群の玉井群司令と宇宙作戦指揮所運用隊の佐藤隊長を訪問。今後益々重要性が増す宇宙専任部隊として活躍が期待されるなか苦労も多いことと推察すると激励すると、何もかも新しいことづくめで今は要員の養成や態勢整備に日々忙しく過ごされているとのこと。今年度末までには宇宙システム管理隊や第2宇宙作戦隊も新編され、ますますその忙しさが増す中にも活気にあふれる新編部隊の様子を見てとることができました。

   (玉井宇宙作戦群司令と森下会長)

    (玉井宇宙作戦群司令と森下会長)

 今回、時間に限りもあり、全ての所在部隊を回り激励することは出来ませんでしたが、それぞれの職務に黙々と励む後輩達の姿に頼もしさを感じました。

 昨今の風潮から、OB組織といえどもなかなか部隊に対し、目に見える形で後輩達を支援することが難しい時代になってきました。しかし,東京つばさ会は、これからも頑張る後輩達を応援していきたいとの思いをあらたに、一行は府中基地を後にしました。

 

Ⅴ CS優秀論文発表会への参加(R4.3.18):西村役員

 3月18日(金)、第69期指揮幕僚課程学生による優秀論文発表会がありました。

 新型コロナのまん延防止等重点措置がとられる中、会場での参加は学校職員のみに制限して執り行われましたが、従前から優秀論文表彰の副賞となる楯を提供している東京つばさ会にもオンラインによる参加への案内があり、森下会長以下5名の役員が聴講しました。

 優秀論文として選ばれたのは、馬場慶太3佐(認知領域に関する論文)、木村文彰3佐(IT教育に関する論文)、そして澤田健太郎1尉(防衛力整備に関する論文)の3名で、各学生は大学教授や航空研究センター員等からの指導を受けつつ1年間をかけて研究した成果を約20分間の時間を使って発表しました。

 それぞれの発表に引き続いて東京つばさ会の聴講者に質問の機会が与えられ、論文の内容についてのより深い理解を得ることができました。最後に森下会長から各発表に対する感想と聴講の機会を得たことへの謝辞が述べられました。

 発表後には影浦学校長から発表者に副賞の楯が授与されるとともに、東京つばさ会には支援ならびに聴講に対する感謝の言葉がありました。

 東京つばさ会としては、引き続き支援を継続していきたいと考えていますが、何より、来年度はコロナ禍が収まり幹部学校にて聴講できることを願っています。

   発表中の馬場3佐

    発表中の馬場3佐

   感想を述べる森下会長

    感想を述べる森下会長

   澤田1尉、影浦学校長、馬場3佐、木村3佐

    澤田1尉、影浦学校長、馬場3佐、木村3佐

 

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