Contents

 

≪新会長からのご挨拶≫

 陽春の候、会員の皆様にはご健勝にてお過ごしのことと拝察申し上げます。

 昨年12月の総会において、東京つばさ会会長を拝命いたしました飯田です。森下前会長の後を受け、引き続き会の活動の円滑な実施に努めて参りたいと思いますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 東京つばさ会は、令和6年3月で発足17周年を迎え、会員数は4月1日現在で429名(正会員408名、準会員5名、個人賛助会員14名、法人賛助会員2法人)となり、つばさ会の中で最大の会員数を有する支部に発展してきました。

 このような中、昨年度はコロナ禍が漸く収束しつつあることを受け、府中基地納涼祭や音楽祭に会員の参加を募り懇親の場を設けるとともに、「テニス部」「ゴルフ部」の同好会活動を計画的に行い、更には総会時に防衛研究所研究幹事兵頭慎治氏の講演会を実施し、これらにより会員相互の親睦を図りました。

 また、府中基地、横田基地及び幹部学校の諸行事への出席、つばさ会美術展(府中・市ヶ谷)への出席、十条基地安全祈願への支援、並びに府中・目黒・市ヶ谷・十条・横田の各基地における所在部隊隊員への激励訪問等を実施し、部隊との連携の維持、強化を図ることができました。

 今後もこのような活動を継続して参りたいと考えておりますので、会員の皆様におかれましては積極的なご参加とご協力のほどお願い申し上げます。

 

 さて、令和6年は元日に能登半島地震が発生し、多くの方が亡くなられ、現在も不自由な生活を強いられている方がたくさんおられますが、改めて被災された方々に対しお見舞いを申し上げます。そのような中にあって、困難な状況下で自衛隊は各種の災害派遣活動を行っています。特に、航空自衛隊輪島分屯基地では、自らが被災基地でありながら地震発生直後から多くの避難住民を受入れ、獅子奮迅の活動を展開したと聞いております。

 一方、現在の国際情勢は、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとハマスの紛争とそれに伴う中東情勢の緊迫化など不安定な状況が継続しています。我が国周辺においても、中国の軍拡と我が国及び台湾周辺における活動の活発化、北朝鮮の相次ぐミサイル発射、中露の戦略的連携など緊張が高まっており、我が国は防衛力の充実・強化に取り組んでいます。このような中、現役の皆さんは拡大する任務・業務及び各種訓練に邁進されており、一国民として心強く思うとともに、東京つばさ会として自衛隊の活動を支援していかなければと考えております。

 

 最後になりましたが、会員の皆様がご健康で充実した日々を過ごされますことを心よりお祈り申し上げます。

 

   令和6年4月吉日          東京つばさ会会長 飯田 克幸

 

≪東京つばさ会令和5年度定期総会及び講演会≫

 東京つばさ会は、12月14日(木)に令和5年度定期総会をグランドヒル市ヶ谷において開催しました。また総会に続いて、防衛研究所 研究幹事 兵頭慎治氏の講演会を開催しました。総会は40名を越える正会員の参加、講演会は70名を越える正会員、個人賛助会員、法人賛助会員の参加を得て、予定通りの開催となりました。

<総会>

 総会においては、昨年度の総会以降ご逝去された4名の会員に黙とうを捧げたのち、森下会長の挨拶、そして各議案の審議を行いました。第1号議案「令和4年度事業報告、会計決算報告及び監査報告」、第2号議案「令和5年度事業中間報告、予算執行状況」、第3号議案「令和6年度事業計画案、予算案」、第4号議案「役員人事」の全てが承認されました。役員人事では、稲葉監査役および渡邊役員の退任が報告され、森下会長の会長退任および監査役への就任、飯田事務局長の会長就任、橋本役員の事務局長への就任が承認されました。

  (森下会長挨拶)

 (森下会長挨拶)

  (飯田新会長挨拶)

 (飯田新会長挨拶)

 

<講演会>

 総会終了後、防衛研究所 研究幹事 兵頭慎治氏より、「ウクライナ戦争後の日本の安全保障の行方」と題し、約1時間半にわたりご講演を頂きました。現在のウクライナ戦争の最新状況、極東地域の安全保障に与える影響、中東情勢を踏まえた米国の状況、そしてそれらを踏まえての今後の日本の安全保障への影響等、大変興味深い示唆に富んだお話を伺うことができました。

  (兵頭氏講演)

 (兵頭氏講演)

 

inserted by FC2 system