東京つばさ会

 

ニュース

部隊訪問

Ⅰ CSC優秀論文発表会への参加(R6.3.19):西村役員

 3月19日(火)、第71期指揮幕僚課程学生による優秀論文発表会があり、飯田会長以下4名の役員が参加しました。この日は航空自衛隊幹部学校創立70周年記念式典も時間をおいて計画されており、飯田会長は発表会に引き続き記念式典に参加しました。幹部学校としても多忙な一日だったと思いますが、東京つばさ会役員を発表会に招待して頂き、非常にありがたく感じました。

 玄関で教育部長 松川1佐及び課程主任 岩岡1佐の出迎えを受けた後に特別会議室に移動し、ご両名陪席の上で学校長 船倉空将との懇談が行われました。話題は初めに社会情勢や課程教育等で、来期から論文作成に更に時間を充当していくとのことでした。続いて、引き続き行われる歴代学校長懇談会や記念式典について話題が移った際には、自ずと昔話に花が咲いて時間が経過し、次の行事のために話は打ち切りとなりました。

   学校長との懇談

    学校長との懇談

 論文発表会の会場に移動すると既に学生が集合して準備が整っており、すぐに発表が開始されました。優秀論文として選ばれたのは、発表順に荒川3佐(軍事におけるイノベーションの活性化策に関する論文)、池田3佐(サイバー行動を行うウクライナIT軍の、武力紛争法における法的位置に関する論文)、そして藤田3佐(中印国境紛争における中国の核心的利益に関する論文)の3名で、各学生は約20分の時間を使って研究した成果を発表しました。それぞれの発表に引き続いて東京つばさ会の聴講者に質問の機会が与えられ、論文の内容についてより深く理解することができました。

 最後に飯田会長から幹部学校を訪れて聴講できたことに対する喜びと感謝が述べられ、「部隊では皆さんの赴任を待っています。ここで高めた能力を次の部隊で大いに発揮されることを期待しています。」と、エールが送られました。

 発表後には発表者と記念写真を撮って、閉会となりました。

   発表者との記念写真

    発表者との記念写真

 

Ⅱ 森下会長、幹部学校を表敬訪問(R5.9.28):西村役員

 10月を目前にして33℃を超えた令和5年9月28日(木)の午後、森下会長、飯田事務局長をはじめとする6名で幹部学校長に表敬しました。東京つばさ会は指揮幕僚課程の課題研究論文作成において優秀であった学生に記念品を贈呈しており、その調整を兼ねて毎年この時期に表敬訪問をしています。今回はちょうど今夏に着任された船倉慶太 学校長、菅井裕之 副校長、春に着任された松川昭紀 教育部長に対する初度表敬になりました。

 懇談は、「学校長と副校長が共に防衛駐在官経験者であることは珍しいのでは?」との、森下会長の質問から始まりました。学校長からは、学生に対する講話においても防衛駐在官の勤務や赴任国(中国)の国情についての質問が多いとのことで、学生への刺激になっていることが感じられました。

 学校長からは、東京つばさ会の組織・活動についての質問があり、会長は、つばさ会の支部の中で最も立ち上げが遅かったが、会員は関東在住者を中心に400名を超えていること、目黒、府中、横田、十条の各基地と交流を図っていること等を説明し、基地とOB団体との関係の在り方が問われる時代となっているが可能な範囲で基地を支援したいと考えている旨を付言しました。学校長も、双方にとって良い形にすべく、相談しながら進めていきたい旨を述べられました。

 教育については、CSの海外研修の実施やSOCが話題になりました。SOCについては、コロナ対応を経て教育の一部が所属部隊においてオンラインで行われているとのこと。また、CSCには現在4か国からの留学生が入校中であるが、防大卒業生もおり、留学生は流暢な日本語を活かして、母国から来日する軍の要人の通訳を務めることもあり、我が国の防衛交流にも貢献してくれているとの説明を受け、各種各場所での教育が繋がって成果となっていることが感じられました。

 後段の話題は、「鵬友」でした。購読者の減少により発行部数が減少しており、購読者の拡大施策を考えているとのこと。また、個人の各種研究成果やリーダーシップ論等の内容は現役自衛官だけではなくOBにも参考になると思われるが、OBは購読可能なので、購読の検討をお願いしたいとのことでした。

 東京つばさ会は、組織の骨幹である人材育成に船倉学校長を始め学校職員一同が一体となり邁進する幹部学校に対してできる支援をしていきたいとの思いを新たにしました。

   懇談の様子

    懇談の様子

   記念写真

    記念写真

 

Ⅲ 森下会長、横田基地を表敬訪問(R5.9.13):西村役員

 令和5年9月13日(水)、森下会長をはじめとする役員6名が横田基地を訪問し、航空総隊司令官、航空戦術教導団副司令、作戦システム運用隊副司令にそれぞれ表敬しました。森下会長は昨年10月に東京つばさ会会長として初度表敬を行いましたが、今年の春と夏に各指揮官が交代されたことから表敬訪問を計画したものです。

 各指揮官との懇談で森下会長は、日々の任務遂行に対する感謝を伝えるとともに、東京つばさ会として必要に応じ現役隊員への支援を模索している旨を述べました。また、つばさ会の会員数が減少している現状を説明し、入会促進への協力をお願いしました。

 最初に作戦システム運用隊を訪問し、中村副司令に表敬しました。2月19日付で着任された石井隊司令は急な所要のために表敬が叶いませんでしたが、中村副司令からは今後の基地行事の予定や基地の状況等を説明していただきました。昨年基地内の慰霊碑が建立されて追悼式ができるようになり、10月末には慰霊行事を行うとのこと。

 また、米軍横田基地司令である第374輸送航空団司令ラダン大佐との関係が非常に良好であり、指揮官同士の交流が緊密であるばかりでなく、准曹士隊員間でのイベントが相互に企画されて行われており、部隊運営も円滑であるとのことでした。航空自衛隊が横田基地に移転して11年になりますが、所属した(&する)隊員の皆様方の努力により、航空自衛隊と周辺地域の方々との関係、日米間の関係がそれぞれ良好で緊密になっている様子が良く理解できました。

 次に、航空戦術教導団司令部では、徳重団司令が出張中であったため、古川副司令に表敬しました。古川副司令は昨年加治屋前団司令訪問時以来の再会となりましたが、近年は米国だけでなく世界各国空軍との戦闘機共同訓練が実施されている事等の話を伺いました。

 また、元第5航空団司令である三谷役員とのやり取りでは、当時の防衛班長として対応した「口蹄疫」「鳥インフルエンザ」「新燃岳」事案での苦労話に花が咲きました。

 最後に、航空総隊司令部を訪問し、鈴木総隊司令官、影浦総隊副司令官、佐川幕僚長に表敬しました。お三方ともに今回が初度の表敬になります。

 当日の午前中に北朝鮮によるミサイル発射があり表敬への影響が心配されましたが、ほぼ予定通りの表敬を実施する事ができました。表敬では、戦略3文書にある防衛力整備計画や、戦闘機の海外への機動展開訓練等の実施が話題になった他、東京つばさ会の現況についても説明をさせて頂きました。

 東京つばさ会では、今後も部隊との交流を通じて現役隊員への支援・応援を続けていく所存です。

 

   作戦システム運用隊にて

    作戦システム運用隊にて

   航空戦術教導団司令部にて

    航空戦術教導団司令部にて

   航空総隊司令部にて

    航空総隊司令部にて

 

inserted by FC2 system